フォード・エクスプローラーの基礎知識その1

フォード・エクスプローラーはフォード・モーターが米国で生産しているSUVです。本国アメリカではSUV売り上げ14年間連続No.1セールス記録を誇っている、超ベストセラーSUVです。キープコンセプトで2000年に登場した現行型の3代目フォード・エクスプローラーは4輪独立懸架サスペンションの採用、4,600ccV8SOHCエンジン(リンカーン、マーキュリーにも搭載されるいわゆるモジュラーエンジン)搭載モデルの登場など、大きく商品力アップがなされました。フォード・エクスプローラーの4WDシステムは先代と同じくコントロールトラックAWDを採用しています。また4輪独立サス及び1000項目以上にも及ぶNVH対策が施されたシャシーはSUVとしてはトップクラスの静粛性や走行性能を誇っています。フォード・エクスプローラーの日本への輸入は2001年より4.6リッターV8SOHCエンジン搭載のエディー・バウアーと4リッターV6エンジン搭載のXLTが輸入開始。当初より右ハンドルモデルですが、2005年2月に特別仕様車として200台限定で左ハンドルモデルが販売されています。

フォード・エクスプローラーの基礎知識その2

2005年秋に2006年モデルとしてマイナーチェンジが行われ、大幅なフェイスリフトが実施されました。メッキを多用した外観やエディー・バウアーには6速ATが採用されるなど、さらに商品力のアップに磨きをかけています。また、同時にオーストラリアへの輸出が中止され、右ハンドル仕様の生産も終了してしまいました。そのため現在は日本仕様も左ハンドルのみとなっています。どうしても右ハンドルがいい、という方は残念ながら中古で購入するしかない、というのが現状です。フォード・エクスプローラーのボディサイズは全長約5m、全幅は約1.9m、全高も1.8m以上あります。トヨタのランクル100ぐらいの大きさなので、意外に日本の道でももて余すことはありませんよ。新型のフォード・エクスプローラーのスタイリングはフロントマスクが大きく変わっていますが、ヘッドライトの下部が一部バンパーにくいこんでいるのが特徴となっています。これは好みが分かれるところでしょうね。

最新型フォード・エクスプローラーのインプレ

現行フォード・エクスプローラー最大の良さは、ハンドリングです。とってもしなやかかつラグジーな風情を漂わせており、このクラスのSUVクラスの中でピカイチです。とにかく東京都内の一般道でも首都高速でも、フォード・エクスプローラーは大きさを全く気にすることなく、ドライバーの手足のごとくスンナリと走れてしまいます。いわゆる、クロスオーバー系以外のSUVで、これほど優れたハンドリングを持つSUVは他にないと思います。シボレーのブレイザーやトレイルブレイザーよりも上質ですね。さらに、V8ユニットのスムーズな軽さも魅力的です。クルマ雑誌でよく出てくる陳腐な表現ですが、中回転域から上まで実にスムーズ回ってくれます。しかもマイナーチェンジ前に比べて圧倒的に車内遮音性が高くなっています。スムーズ&静かな室内空間で心地良いドライブが楽しめます。

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